1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:14:05.54 ID:
a/YP3VDS0
ソクラテスがテアイトス編の中で言う
「というのは、もし思い違いでなければ、ぼくはあるひとたちからこういうことを聞いていたように思うんだ。
それはつまり、われわれも、われわれ以外のものも、それから合成されているような――ぼくに言わせれば――基本的な要素があるのだがそれらについてはいかなる説明もありえない、というのだ。
というのは、それ自体としてそれ自体に留まっているものは、全てその名でもって指し示すことが出きるだけであって、それ以外の規定は不可能であり、それがあるともあらぬともいえないのだから
……こうした基本的な要素から合成されているものは、それ自体が組み合わされて出来た複合体なのであるから、その呼び名もまたそのように組み合わされていて、それを説明するような言論になっているわけだ。
というのは、言論の本質は名の組み合わせにあるのだから」
すなわち、固体はより低次元の諸要素に分解されて認識されるのであり、われわれが示す諸固体はさまざまな要素の複合物に他ならない。
例えば人間は、その目の輝き、肉体、歯の並び、声の高さ……等の諸要素に分解され、それぞれ適した感性によって認識される。
さて、アニメのキャラについてはどうであろうか。アニメのキャラが実在しないことは自明である。
このキャラの基本的な要素は、絵であり、声であり、その物語に占める役割である。
すなわちそれらは、絵を描く人の描き方であり、声優の喉の振動であり、シナリオライターの思考である。
われわれがある一人の人間に対して「あの声がムカつく」「顔が可愛い」「目が素敵」等と言うように、われわれはアニメのキャラに対して
「この絵師はよい仕事をしている」「このキャラの声優は演技が上手い」「シナリオライターによってこのキャラはこのような活躍が出来た」などといわねばならないのである。
そうしないで「このキャラが私は好きだ」などと言うのは、現実に対応することの無い無意義な言明である。
ここで言う無意義とは、空虚な現実逃避をしている、という意味ではなく、本当にそれによって何も認識されていない、という意味である。
われわれが認識しているのはそのキャラを構成している基本的な要素である。われわれの感性がそれを認識しうる。
このような考察から、私はアニメのキャラが好きだと言っている人間は全て間違った不当な言明をしていると結論付ける。
彼らは見せ掛けだけの発言をして無意義な言語ゲームをしているのであり、それによって「三次元は糞」などと現実に存在するものを否定するのは、馬鹿げたことなのである。
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:15:30.51 ID:THzFwq+M0
ごめん 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:18:39.75 ID:/7X2q+nv0
ソフィーまで読んだ
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:16:49.38 ID:3Ad9izSOO
あのさー、「アニメはただの絵」なんて言葉には何の意味もないわけよ。当たり前すぎる。
ただの絵って、そりゃ絵だよ。そんなの誰にでもわかるって。
これは言い換えるとね、例えば友達が彼女の写真を見せてくれたとして、
「これはただのインクの集合だ」と言ってるのと同じなわけよ。
もっと言うと、友達の恋人を指差して、「こいつはただのタンパク質だ」と言ってるのと同じなわけよ。
別に間違ってないよ。写真はインクだし、人間はタンパク質だ。でもそれがなんだっての?
インクだから感情を抱くのは間違いだ、タンパク質だから好きになるのは間違いだ、とでも言うの?
それはちょっとバカすぎるね。バカすぎる。「アニメはただの絵」ってのはそういうのと同じなんだよ。
好きになるのは人格としての、存在としての彼女だろうが。物理的構造なんてどうだっていいんだよ。
そんな当たり前のこともわからないわけ?
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:17:56.03 ID:5o+WgOhv0
>>6
いつ見ても惚れ惚れとするコピペだ
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:20:27.35 ID:
a/YP3VDS0
>>6
携帯からこれだけの量を書ける、またはコピペできるとはなかなか評価できることですが、内容はあまり感心できるものではありませんね
>好きになるのは人格としての、存在としての彼女
貴方は全く無意味なものに関心を抱いている、ということを認められずにいるのです
>友達の恋人を指差して、「こいつはただのタンパク質だ」と言ってるのと同じ
このことについて語るにはもっと言語の性質について語る必要が在るのですが
まずは指示の同一性について語るのが有効でしょう
タンパク質という語は科学的に立証の方法があり有意義です
対して彼女という文学的表現が無意味であることは、指示の抽象性からも説明できるでしょう
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:21:51.78 ID:5wkIr9Xl0
3行でたのむ
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:23:28.91 ID:
a/YP3VDS0
>>15
萌えって何?説明できるの?
反対者「萌えって感覚があるから萌えは存在するだろうが!」
→無意味な定義に過ぎず、事実間の関連が不明
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:23:13.28 ID:DrYqQXjc0
つまり、「この絵師は良い仕事をしてるからこのキャラは萌え萌えだね」って言えばいいわけですね
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:24:44.14 ID:
a/YP3VDS0
>>20
仕事というものを文学的なものとして捉えれば、そういうこともありうるとは思います
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:24:06.03 ID:YHicN5bkO
>「この絵師はよい仕事をしている」「このキャラの声優は演技が上手い」「シナリオライターによってこのキャラはこのような活躍が出来た」などといわねばならないのである。
言わないのはにわかだろwwwww
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:26:10.71 ID:
a/YP3VDS0
>>22
より厳密な言語を考えた上での文章です
英語を翻訳しているときのような違和感がありますが……私はノイズとして切り捨てます
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:24:52.97 ID:UTdE53yk0
好きになること
それには二次元も三次元も関係ねえのさ
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:24:56.95 ID:DrYqQXjc0
一般化しないと理解できないなんて科学盲信もはなはだしいな
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:27:29.85 ID:
a/YP3VDS0
>>28
ええそうです
二次元についてのこの考え方を三次元にも導入することは可能です
>>29
一般化というものが普遍的という意味ならば、ちょっと違います
場合によって変化する変数も私は理解します
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:28:09.20 ID:7lhzHFYVO
銀様は実在します。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:29:22.80 ID:
a/YP3VDS0
>>37
あえて詩的な説教臭い表現をさせていただきますが
本当に実在させるために貴方はより努力をするべきだと私は思います
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:28:59.57 ID:DrYqQXjc0
まず三次元が本当に存在してるのかどうかを考えないとな
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:31:52.21 ID:
a/YP3VDS0
>>39
その通り
しかし次のような議論があります
実は目の前に見えている風景画全て平面であり、それが立体であることは感覚の修飾があって確認されているという理論が在る
しかし実際は、目の前のものを書くときにそれがまず立体であることを理解していなければそもそも絵など書けないということである
私はこのことについて、誤解と言うものには推論的なものだけでなく感覚的な――もっと言えば、充足感のような――ものがあると言いたい
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:32:48.97 ID:IBJJg5vVO
この議題は非常に難しいよ
>>1に論破出来るんならイスラム教とキリスト教の対立は世界から無くなると思う
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:35:08.24 ID:
a/YP3VDS0
>>46
人間の行動についての機械論と生気論の対立なら、本能と学習の両立でだいたい終わったんですがね
何かしら実証が可能な題材について語っていない限りは、確かに難しいと思います
まあ気楽に行きましょう、長文っぽいのにはレス付けるつもりなんでどんどんどうぞ
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:35:33.84 ID:i70V4BwRO
ヒュームが言っていたように思うが、人間の認識を極限にまで突き詰めればそれは三次元にも言えること。
我々が三次元の人物を認識するというが、それはつまり一瞬のその人物の視覚、音声その他五感の印象を認識することでしかない。
それら個別的でしかない印象を統合して一つの人物として認識せしめることを可能にするのが、アプリオリな悟性に他ならない。
二次元においてもまた、個々の刺激から受ける印象を悟性が統合することでキャラクターを仮構し認識することが出来る
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:58:51.73 ID:
a/YP3VDS0
>>52
私はヒュームのように、現実と思われることを概念的なものによって置換しようとは思いません
もちろん、彼のように考えることによって様々な利益が生じることもあるでしょう
しかし個別のものを一つのものとして捉えることにはほとんど、というよりも全く意味が無いように思えます
意味が在るのは、個別のそれぞれの事象について関係を求めることであり
単にカテゴリーに入れるような、例えば、目、声、胸……などを一人の人間と言うカテゴリーに入れることには意味が無いと思われるのです
というのも、われわれは、「この胸は~の胸の大きさである」と言って関連を把握するのであって
単にカテゴリーを作ることによっては何も理解されないからです
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:35:46.97 ID:vwDweP9L0
アニメキャラを一つの人格として捉えてるのが間違いなのかもね
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:00:51.73 ID:
a/YP3VDS0
>>53
まったくその通りだと思います
物事は、それが一つと思われる場合であっても、区分が可能です
最初から一つのものを描こうとすること、それはまさしく虚構を描こうとすることに他ならないのです
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:40:26.93 ID:biJ95WsrO
萌えってのは思想です
それは宗教や表現の自由として憲法で保証されています
あなたは個人の思想の弾圧をしているので違憲です
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:00:51.73 ID:
a/YP3VDS0
>>58
とくに弾圧する目的はありません
しかし自分の思考の中では、ある一定の考え方を否定し自分の考え方に寄与するようにしています
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:41:28.78 ID:j1OYgjwXO
>>1
誰々は俺の嫁とか言うから
記号的なキャラが増えてるんだと考えてるんだが腹が痛くてたまらない
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:02:03.27 ID:
a/YP3VDS0
>>59
記号にはその意味があると思います
単に人の名前を付けて雑多な情報を人括りにするよりは、属性によって特定の情報を引き出すほうが有益かと思われます
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:45:22.30 ID:sob0upt6O
じゃあ3次元の人に萌えるのはいいの?
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:03:57.32 ID:
a/YP3VDS0
>>61
うーむ、萌えという感覚表現自体を否定しているわけではないので
誤解を招かない使い方をするのであれば私個人としてはおkかと
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:06:06.17 ID:Pr9randQ0
>>1は一目惚れした事無いの?
もし経験済みなら
その人のその目の輝き、肉体、歯の並び、声の高さ……等
を考慮して好きになったの?
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:14:10.39 ID:
a/YP3VDS0
>>82
うーん、一目ぼれってのがある種の運命の直感だとしたら分かります
自分にはそれは理性的な、もっと言えば個人の信念とか宗教的なものだと思うんですが
心理学的なソースが無いのでなんとも
自分の理論に浸っているときの恍惚感こそが一目ぼれだと思う、と私は言いたいです
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:46:16.34 ID:jBV5qcyU0
>>1
同様の理由で、三次元も無数の根源要素に分割しうるのならば、
二次元への思慕と三次元への思慕に如何ほどの違いがあろうか。
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:03:57.32 ID:
a/YP3VDS0
>>63
確かにそうです
しかし私は根源を現実の像に求めます
その理由は、われわれが与えられていると考えられることと、想像していると考えられることのうちに
認識と言う線が引けると思われるからです
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:15:04.44 ID:jBV5qcyU0
>>81
想像のバイパスを逃れては如何なる考えも生まれない。
我々が知性と呼ぶものは、母親が手で隠したその手の裏に、母親の顔が確かに存在しているのだと想像し、
それが確認された時に驚きをもって「知る」ことから始まる。
ベロベロバーで子供が笑うのは、想像と現実が合致することに幸せを感じるからなんだよ。
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:25:56.65 ID:
a/YP3VDS0
>>96
推測と想像は違うこととして考えたいと思います
というのも、推測がただの想像に過ぎなかったと後で気づく場合もあるからです
そのとき人がなぜそういうことに気づくのかと言うと、自分が知っていなかったはずのものを仮定してしまったことによります
さて、目の前の隠されたものが本当に母親の手の裏にあるのかどうかは、まさに想像です
というのも、もしもその母親がマジシャンだったら、裏側を見ても無いかもしれないし
日の光を浴びないことで分解する物質で作られている可能性もあるからです
この世界においてほぼ1の確率でそうしたことは起こらず手の裏に隠されたものがあると言うのは
私が言う現実の経験ではなく理論的経験です
消えない、というのと、消えないはずである、というのは違います
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:35:34.63 ID:jBV5qcyU0
>>105
生まれたての赤ん坊には、君の言う理論的経験は無いんだよ。
だから、彼らにとっては「消えない」と「消えないはず」は、ほとんど同じものだ。
同じように、二次元と三次元の違いを認識できず、時に君からみて許しがたい論理的間違いを犯しているのだとしても、
それは「空虚であろ、何も見えていない」わけじゃない。
彼らはまさに、マジシャンを母に持った赤子のようなもので、もしかしたら君より幸せですらある。
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:10:25.40 ID:jBV5qcyU0
>>1だってエロビデオを見たら興奮するだろ。
貨幣換算すれば、エロビデオが異性より安いことは明白。しかも何回も使える。
二次元キャラなら、三次元の女優がやらないようなシチュエーションも自由自在。
よって量的な意味で、相対的に「三次元は糞」という奴がいても、それは自然なこと。
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:17:42.36 ID:
a/YP3VDS0
>>87
おお、貨幣的に考えると確かに三次元は糞ということも納得できますね
ただしこれは突き詰めて言った場合の、いわばどういう信念を持つべきかの話ですので……
自分もAV見ているときは性欲とそれを正当化する思想に浸っていたいものです
いわば今は賢者タイムなのです
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:12:36.36 ID:QqfeL2M20
ああ>>1は根本的に勘違いしてるんだな
絵を描く人は二次元の世界を観察して描いてるんだよ
シナリオは実際に二次元で起きた事を物語にして書いてるんだよ
声は知らんけどたぶん二次元の声が聞こえるから真似してるんだろう
つまり
>>すなわちそれらは、絵を描く人の描き方であり、声優の喉の振動であり、シナリオライターの思考である。
ここが間違いね
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:22:37.67 ID:
a/YP3VDS0
>>89
それは現実よりも観念が正しいっていう理論のように思えるんだがなあ
物事にはそれを知る手がかりがあり、また一番最初には学習するためのモデルがあったわけです
ある子供は、アニメの世界を本当だと思っていることがあるでしょう
もしもわれわれが大人になっても本気でそう考えているならば
まさにその人の主観ではアニメと現実は区別が付かないものであるはずです
しかし彼がもしも、モニターの中に突っ込んでいかないのならば、彼は現実と観念を区別していることになります
私はそういうことだと思います 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:25:23.59 ID:rfvoz8DQ0
>>1の文章が読みにくいというか、要点をかいつまんだ文の方が議論はしやすいね。始めから論破がしたいなら別だけど。
でだ、俺が思ったのは、>>1におけるソクラテスの主張が>>1の論拠なんだろうけど、そこで「認識」と「感情」間における繋がりには言及されてなくね?という事なんだよ。
確かにキャラクターを個々のパーツにわけて、やれあの絵師だあの声優だって「認識」することは出来るよ?
でも感情すらもその認識にひきずられて個々のパーツにしか持ち得ないなんて事は言われてないよね?
つまり>>1でいう複合体全体に対して、感情を持つことに意義は無いとは言えないよね?
どこまで主観かなんて線引きができないから、議論としては曖昧だけど、規定、認識と感情は必ずしも結びつかないって事は一般論として言えると思う。
人は昔から規定できないものにすら感情を覚えてきたわけだしね。『漠然とした不安』だとかいい例なんじゃないかと思う。
キャラを個々の仕事に分けて仕事を褒めることも正しい。
キャラ自体に萌えることも正しい。
この二つが同時にあるのは、「認識」と「感情」っていう二つのものがそれぞれ独立していて、更にそれにそれぞれ起因しているからだと思うよ。
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:29:21.39 ID:
a/YP3VDS0
>>104
確かに認識と感覚の違いについては語る必要があります
その前に、ソクラテスが分解するということについて書いているところは確かにあるんですが
(確か「それがあるとかあらぬとかいえないということを僕は誰かから聞いたと思うんだ~」みたいなとこ)
手元に本が無いので今はちょっと探せません
漠然として不安というものを、文学で捉えるならまさにそれは人間にとって重大ごとです
しかしアニメ愛好家達が議論をする際の、真面目な基礎的発言だとしたら
それは間違っていると私は言いたいのです
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:26:15.14 ID:QeAfv5hY0
「キャラ」を「映画」に置き換えて考えてみるのはどうかな。
映画っていうのは監督だとか役者だとか、そういった人が作り上げた一種の虚構だよね。
「タイタニックは素晴らしい映画だ。感動した」
「ルイズはとてつもなくかわいい。萌える!!」
この二つにどんな違いがあるんだろう。
それとも、映画に対してもいちいち「監督が素晴らしい」「役者が素晴らしい」なんて細々したところから全てを評論しないといけないの?
世の中のみんなが評論家である必要がないように、俺たちがキャラに萌える権利はあるよ。
これでどうだろ?
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:33:21.21 ID:
a/YP3VDS0
>>106
まず、いけないのではなく厳密に突き詰めていけばの話です
例えば人を殺してはいけないことを厳密に正当化は出来ないけど、現実ではそんな厳密化などどうでも良いということえす
さて、私の考え方だと、まさに貴方が後半で言っているように、監督や役者のすばらしさに全ての批評は還元されねばなりません
というのも、タイタニックはなんとなく素晴らしい映画だ、と言ったとしても、われわれはそれを説明する方法が無く
単にこれを感覚によって説明するとしたら、「タイタニックは猫だ」という表現も
「文学的にはこの猫ってことに意味が在るのかなーどうなんだろ」と捉えねばならなくなるからです
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:49:13.38 ID:i70V4BwRO
しかし>>1の主張はあまりにも現実の我々の認識を無視しすぎ。
ヒューム的な印象を認識することのみが真実の認識だというなら、事実として多くの人が、それらを統合して一つの観念を抱いているのはなぜかということが当然考慮されるべき。
タイタニックは素晴らしいと、観念的抽象的な感想をなぜ抱きうるのか。勘違いだというにせよ、何故そのような勘違いが起こるのか
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:54:42.71 ID:
a/YP3VDS0
>>122
すまん、ヒュームの意見に準拠しているわけじゃない
現実というものを否定している訳ではないです。もしも気力があって読むきがあるならば
現実は不可知ということを述べてはいないと分かっていただけるかと思います
心理学が科学かどうかの議論はさておき、主観的確率の計算によって、人は心理的表現を受け入れたり、または棄却したりできます
しかし同じ感覚が生じるという事には、私は関心を持ちません
性交で快感を得ることができることなど私は承知しております、そのためにいくつかの信条を取り下げる必要だってあります(禁欲とか)
しかし空想上の人物というものには、尚も私が言っているような困難があると思われるのです
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:30:28.34 ID:jBV5qcyU0
スシは米と魚の切り身と各種調味料の集合体だけど、
だからつってスシは裏庭に自然に生えた木に成ったリンゴより不味いのか?
「リンゴは苦手だけど、スシは嫌いだ」
「スシ萌え、リンゴ逝ってよし」
そういう個別な意見を否定する材料はどこにもない。
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:41:13.65 ID:
a/YP3VDS0
>>111
なるほど、凄い意見ですね
寿司はあくまで人間の合成によって、人工的に作られたもの、すなわち観念に当たるものであり
自然に生えた木というのは、たんなる事実と言い換えられます
そこで、自然な事実は好きだが観念の方が嫌いだということ、また逆のことを主張することに、根拠などありえないと
さて私は、この好き嫌いの例えを現在の論点よりも上位の問いだと考えて否定します
というのも、この例では事実や観念について、さらにもう一度「好きかどうか」の判定をしているのであって
その判定の対象はたんなる言葉か、または実際に言葉を使うときの規則に過ぎないからです
寿司職人ならば、いやそうでなくとも普通の人ならば、それが自然になっているりんごか作られた寿司かを判定できるでしょうし
また料理を全く知らない未開の部族の人は、どちらも自然にあるものかもしれないと捉えるでしょう
もしかしたら、りんごこそ赤すぎて立体的過ぎるので、自分達が使う着色料のように人工物と捉えるかもしれません
この例は、まず人はそれが本当に作られたものかどうかを知っている必要が在る、ということです
なんとなく知っているだけでは、議論などありえません、推測です
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:54:44.30 ID:jBV5qcyU0
>>118
知っているのなら、なんで論破する必要があるんだ。
君は萌え絵が空虚だと知っている。ならそれでいい。
俺はそれが間違いだと思う。そしてそれでいいと考える。
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 21:01:47.70 ID:
a/YP3VDS0
>>127
いやまあそれもそれで答えでしょう
いくつかの、ひょっとしたら無限の真理があるかもってのは十分な答えです
しかし私はどうしてそれが言えるのかちょっと分かりません、特に現実と空想の捉え方についてはです
価値観とか宗教的信念ならそれで良いのですが
知っていることをなぜ論破するのか~についてですが
この部分は現実の対象についてのことですので、寿司とかリンゴというものについての理解について言った事です
この二つの事実の理解が、たんなる言葉の理解ではなりません。そんなものは言葉遊びです。
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 21:25:07.76 ID:be8Wqi130
二次元と三次元を区別できないのは、脳の障害
人間は元々視覚で見た情報なんて3割程度だったはず
残りはこうだったらいいなっていう補助的な要素として脳が再構築してデータを追加して視覚情報としてみてるから
二次元を三次元として認識して萌えられるのも正常。
しかし、逆に二次元は二次元としか見られないのは異常であるともいえるわけで。
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 21:31:30.54 ID:
a/YP3VDS0
>>153
脳と観念の話もまたややこしくなりそうですが、それには触れないように答えると
補助的な構築データに惑わされて、ずっとそれを信じきっていたとしたら
例えば光の色についての科学的な知識は得られなかったのではないか、と思うところです
脳が三割くらい識別できているならば、それを頑張って取り出せないものでしょうか
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:50:29.28 ID:ShuaVAZYO
それでも…それでも長門は俺の嫁なんだ!!!!!!!!
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:58:43.77 ID:
a/YP3VDS0
>>123
残念ながら私の嫁です
彼女ならきっと私のスレに興味を持ってくれるはずです